世界のダストボックス(ゴミ箱)事情をご紹介
世界にあるさまざまなゴミ箱
日本のみならず、世界のダストボックス(ゴミ箱)事情をご紹介してみたいと思います。まずはベルギーのとある街中に置かれているゴミ箱なんですが、遠くから見ると消火栓か何かと思わせるような丸い形をしています。近づいてみてもごみ箱でいいのか分かりにくいため、初めて訪れる人はゴミを捨てるのも戸惑ってしまうかも知れません。次にご紹介するのは、ルーマニアのゴミ箱。ある地域では何故かイエローカラーのゴミ箱を多く使っていて、また形もゴミ箱のようには見えないことから、きちんと機能を果たしているのかと疑問に感じるものが設置されています。そして、観光地としても有名なイタリアのミラノ。ここではゴミ箱の設置はもちろんのこと、観光地のためか路上に落ちているゴミを片付けるために手動の大きな掃除機を使って美化を図っている区域があります。世界を旅する機会が多いのなら、観光名所やその国の風景と一緒に世界のごみ箱も探してみるのも楽しいかも知れません。
また、世界では変わったダストボックスが発売されています。ご紹介したいのが高度な機能を持ったごみ箱。どのような機能を備えているのかと言うと、何とゴミ箱の蓋に赤外線センサーが設置されているもので、手を近づけると手動で開閉するというものです。ゴミ箱もハイテクな時代となってきていますね。もしかしたら近未来はこのようなダストボックスが街中に設置されるかも知れません。そう考えるとごみ箱も進化しているため、この先のごみ箱の動向にも目が離せないのではないでしょうか。
ゴミで罰金
地球環境を考えて、各国ではゴミに関するさまざまな罰則が設けられています。イギリスの北西部に位置する街の取り決めでは、ごみ箱の蓋が開いているだけで罰金が課せられると言った内容の法律が存在するのです。ある家庭では、不運にもゴミ箱の蓋が10cm開いているのを発見されたために罰金を徴収されたといった事例が実際にありました。この地方ではリサイクル意識を徹底するためにゴミの収集が2週間毎と間隔が長く設定されているため、処理しきれなかったゴミが満杯になってしまったために起こった不運です。10cm開いただけで罰金とは、日本では考えられない出来事ですね。
しかし、これよりももっと厳しい罰則を強いている国もあります。それは、とてもキレイな街として有名なシンガポールです。シンガポールは街中の至るところにダストボックスを設置して、環境美化に取り組んでいます。そのため、もし路上にゴミを捨てるようなことがあれば日本円にして約8万円程度の罰金を徴収させられるのです。ガムの包み紙でもゴミですから、それだけで大きな代償を支払うことになります。このほかにも路上での飲食や喫煙も厳しい罰金の対象となります。街がキレイなのはこれほどまでに徹底した法律を定めているためなので、もしシンガポールに旅行に行くような予定があるなら、観光客の方はゴミはごみ箱にといったマナーを守って十分注意するようにしましょう。